この本は、題名通り長期的な活用が前提となっている。

そこらの小説や読み切りの伝記を読むような感覚でコイツを手に取らない方が良い。

実際、オラも購入から1か月ほどでコイツを開くことが無くなり、そして、数か月後に再び手に取るも、また数日で本棚へお帰り頂く、そのようなサイクルを繰り返し、今に至るのだ。

だからといって、この本がハズレだとオラは嘆いてはいないし、現時点ではむしろアタリであったと確信している。

それもそのハズ、コイツは運指の筋トレなのだ。

だから、懇切丁寧に、演奏者視点で一から十まで「こうしろ」、「ああしろ」とは書いておらず、内容をある程度理解した上で、必要な部分に必要な量だけ、自分で組み立ててた運指強化メニューを実行する必要がある。

だが、全くのビギナーがそんなことをできるハズもなく、間違いなく、ここに一つのハードルが存在している。

オラは超ビギナー時にコイツを手に入れたが、即刻限界が来てパタンと本を閉じた。

まあ、俗にいう試練ってやつだ。

また、体を鍛える通常の筋トレに例えてみても、そもそも明確なゴールなどは無いし、各エクササイズについて、自分自身がしっくり来たタイミングがミニゴールといえるが、続けてまた新しく異なる部位の筋トレに挑むか等、目標の達成基準やスケジュールは全て人によるのだ。


今となっては、自分に足りない部分を何となく推察し、本の全体から逆引きでエクササイズをチョイスして、苦手な運指の練習や、ギターで音を鳴らすという基礎部分の底上げに役立てる。
オラもそんな感じで活用できるようになった。


では、コイツはどんな人が取るべきテキストなのか。


うん、オラもよくわからない。


いつまでにギターを弾けるようになりたいかなんて、自分で決めればよい。

コイツを初めて開き、速攻で諦めたこと、そして再び開いた時には成長した自分がいるがまた閉じる。そしてまた開く。

そんなマイルストーンを感じるイベントが、長いギタリスト人生には必要なのだ。